【報告書】JDN(Japan Diversity Network)ワークショップ参加報告(2017年11月24日実施)

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報告者:メンター部会 西村美奈子

 

JDN(Japan Diversity Network、https://diversity.or.jp/)の研究会「技術系女性のキャリアを考える」ワークショップにおいて、リンダグラットン教授の著書「LIFESHIFT」の紹介と、JWEFメンバーのキャリアについて紹介しました。

「LIFESHIFT」は世界的なベストセラーで、2017年9月には「人生100年時代構想会議」が政府主導で始まるなど、最近日本でも「人生100年時代」というフレーズがブームとなっています。

 

まず発表者の自己紹介に続き、本の内容を「無形資産」と「マルチステージ」を中心に紹介しました。最後に冒頭の自己紹介で語った人生のキャリアを、この本に照らし合わせて20~30代は「活力資産」、40代は「有形資産」、50代は「変身資産」のそれぞれに注力していた時代だったと締めくくりました。

続いてJWEFメンバー4名のキャリア事例を、本の内容に照らし合わせながら紹介しました。

また後半のワークショップの途中では、学びのために働くことを中断する事例を他国と日本の比較において、話題提供として紹介しました。

■11月24日 IBM箱崎本社にて実施

■当日参加者:JDN 9名、IBM 3名、JWEF 個人会員 5名

 

 

 

<「LIFE SHIFT」とキャリアの紹介> 

<ワークショップの様子> 

<作成したジャーニーマップ例>

<参加者で集合写真>

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メンター部会長 永合由美子

今回は、JDN「技術系女性のキャリアを考える」研究会の事務局を務めるIBM様から、LIFE SIFT(人生100年時代)の視点を取り入れたいとのことで、JWEFに話題提供のお話をいただきました。2017年1月に実施したメンタリングサロン“80歳まで働く時代?-40代からのキャリアチェンジ-”の企画を見てのお声がけでした。興味のありそうなメンター部会メンバーに声を掛け、6名で事前に勉強会を重ね、うち5名が11月24日のワークショップに参加しました。下記、参加メンバーの感想をご紹介します。事前準備段階から議論が深まり、たくさんの気づき・学びがありました。今後JWEF主催の企画としても検討し、皆さんとさらに議論を発展させたいと考えています。

<JWEF参加メンバーの感想>

・非常に良い勉強になり、準備のプロセスも楽しかった。この発表機会がなければLife Shiftの本をここまで読み込むことはなかったので、学びも少なかったと思います。

・個人的には、ワークをしながら色々な企業の取り組みや考えを聞くことができて、勉強になりました。

・社内でロールモデルがいない、または少ないというのが今の女性技術者の現状だと思うので、是非実際に会って話す機会、それを設けることが大事なのでは?と感じます。

・「50歳から資格を取得したということを聞いて、その年齢でも遅くないんだと思い、感激した。」と共感してくださる方がいて、とても嬉しかったです。

・WorkShiftについての再読と整理の機会を頂戴して有難かったです。新たな人脈もでき、個人的にはたいへん有意義でした。

・「女性活躍」に対して女性という性に甘んじて何の勉強もしていない女性は多く、それなのに権利を主張すると疎んじる男性もいるようです。女性側の問題/解説策の提言という議論もやってみたいです。

・この題材で、あと何回かはワークショップやイベントが出来そうなので、ぜひJWEF企画として今後やりたいと思いました。