点線
若手女性技術者のロールモデルにふさわしい方を表彰する2017年日本女性技術者フォーラム(JWEF)女性技術者に贈る奨励賞は、昭和シェル石油株式会社 中央研究所 第一研究チーム 主任 鎌田 久美子 氏が受賞します。また、審査員特別賞は、パシフィックコンサルタンツ株式会社 サービスプロバイダー推進本部 地域経営戦略部プロジェクトリーダー 石崎 晶子 氏が受賞します。授賞式では、鎌田 氏および石崎 氏による受賞記念講演にて、ご活躍されているお仕事やワークライフバランスなどについてお話し頂きます。
また、同時開催する記念シンポジウムでは、日本電産株式会社 専務執行役員 中央モーター基礎技術研究所長 福永 泰 様をお招きし、『「CONVERGENCE(融合・共創・協創)」研究で働き方改革ーー「3%の輪」で、1000倍』のタイトルでご講演を頂きます。
JWEF会員はもちろん、一般(会員外)の技術者の方、学生、教職員の皆さん、そして女性技術者の更なる活躍に向けて取り組みを検討されている企業や団体の方々、男女問わず広く参加を募集します。
シンポジウムの後には名刺交換の時間を設けています。受賞者や他の参加者の皆さんとの交流のチャンスです。
どうぞお気軽にご参加ください。
【プログラム】
13:30- | JWEF奨励賞受賞者発表と授賞式 |
13:55- | 受賞記念講演 |
「私のエネルギーで日本の未来を元気にしたい。」 | |
昭和シェル石油株式会社 鎌田 久美子 氏 | |
「ハンディを武器に変えるワーク戦略&家庭内チームビルディングのすすめ」 | |
パシフィックコンサルタンツ株式会社 石崎 晶子 氏 | |
14:40- | 休憩 |
15:00- | 記念シンポジウム |
「CONVERGENCE(融合・共創・協創)」研究で働き方改革 | |
――「3%の輪」で、1000倍のアウトプット―― | |
日本電産株式会社 専務執行役員 中央モーター基礎技術研究所長 福永 泰 氏 | |
16:00- | 名刺交換・交流会 |
16:30- | 閉会 |
【会場へのアクセス】〒144-0052 東京都大田区蒲田5-37-3
http://www.ota-bunka.or.jp/facilities/aprico/access/tabid/199/Default.aspx
*****************************************************************
【第9回 JWEF女性技術者に贈る奨励賞受賞者(および受賞記念講演者)略歴】
昭和シェル石油株式会社 中央研究所 第一研究チーム
鎌田 久美子氏
2010年に東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻を修了、同年に昭和シェル石油株式会社に入社。中央研究所第一研究チーム配属になり自動車用潤滑油の研究開発に従事。2014年からShell Global Solutions (US) Inc. Shell Technology Center Houston出向し、昭和シェルとシェルの潤滑油技術交流の架け橋となり、欧米自動車会社向けエンジン油の開発に従事。2017年に日本に帰国し再び中央研究所第一研究チーム配属になり日本の自動車会社向けの潤滑油の研究開発に従事している。プロジェクトリーダーとして携わった当社独自の省燃費技術、「二液分離型潤滑油」の研究功績が認められ、2013年に一般社団法人日本トライボロジー学会奨励賞、2016年日本トライボロジー学会トライボロジーオンライン論文賞を受賞。2017年にヒューストン赴任中に入籍。
【2017年JWEF女性技術者に贈る奨励賞 審査員特別賞受賞者(および受賞記念講演者)略歴】
パシフィックコンサルタンツ株式会社 サービスプロバイダー推進本部
地域経営戦略部プロジェクトリーダー
石崎 晶子 氏
2003年、北海道大学大学院農学研究科環境資源学専攻を修了、
パシフィックコンサルタンツ株式会社入社。
環境部にて、自治体の環境調査、環境政策立案支援、生物多様性分野に関するコンサルティングに従事。
2008年、技術士(環境部門‐環境保全計画)を取得したのち、第一子出産に伴う産休・育休取得。復帰後、温暖化や再生可能エネルギー分野の市場拡大に伴い、環境エネルギー部へ異動、地球温暖化対策・生物多様性分野のコンサルティング業務に従事。2012年、第二子出産に伴い産休・育休を取得、復帰後、事業開発セクションとなる現在の所属へ異動。
会社の新たなビジネスモデル(エリアマネジメント)構築に向けた市場創出・地域ビジネスモデル開発に、プロジェクトリーダーとして携わる。
【記念シンポジウム 基調講演者略歴】
日本電産株式会社 専務執行役員 中央モーター基礎技術研究所長
福永 泰 様
【ご講演内容】
「CONVERGENCE(融合・共創・協創)」研究で働き方改革
――「3%の輪」で、1000倍のアウトプット――
今、日本電産をベースに進めている働き方改革を、女性研究者、女性社員に焦点をあて、活動している内容(CSR活動、かわさきネットワーク他)、永守賞(すでに海外1名、国内1名の女性研究者が受賞)や京都学園大、西大和学園スーパーサイエンススクール、などの「女性研究者」「女性研究者の卵」の発掘など、3つの研究所運営で共通した「働き方改革」の現場を紹介。
【経歴】
1975年3月 京都大学電気系修士卒業
1975年4月 日立製作所日立研究所入社、一貫して計算機制御、マンマシンインタフェース、車載システムなど現場密着の情報制御システムの研究開発に従事。
この間、制御用計算機、ディスプレイ上から直接ペンで入力できるマンマシンシステムや、ワークステーション、バードビューナビゲーションシステムの製品化などを手掛ける。
2003年4月より日立製作所日立研究所所長、
2005年4月より日立製作所中央研究所所長
その後、2008年より技師長、2010年より日立オートモーティブCTOを経験し、2012年4月、日立製作所を退職。
2012年5月より日本電産に場所を移し、3つ目の研究所を運営するため「中央モーター基礎技術研究所」所長として新しい研究所の立ち上げに従事。
「中央研究所(コーポレートラボ)の研究」を3つの研究所で推進。