【報告書】JWEF 2023 新年会と特別講演会(2023年02月11日)

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開催日:
2023年02月11日
開催場所:
オンライン

イベントリポート

20230211_イベントレポート JWEF運営委員 加藤芽里 

「あけましておめでとうございます!」というJWEF行木委員長の力強い挨拶で開始した2023年のJWEF新年会。JWEF全体の紹介とともに、「海外」というキーワードで2022年JWEFがBest Japanese Women's Engineering Information Platform 2022 を受賞したこと、およびドイツ技術者協会のリーダーの方との意見交換があったことが紹介されました。
 続いて、オランダ在住・フリーランスライターの山本直子さんから「イノベーションを生む、オランダのエコシステムと働き方」というタイトルでご講演を頂きました。
 私自身、オランダとのご縁は2021年のFemale Tech Heroの講演に端を発したのですが、今回山本さんのご講演から、オランダの海抜の低さという地理、洪水や干拓の歴史から生まれたポルダーモデル、更にEindhovenにおけるTNOおよびimecを中心とした産学連携の最新状況を学ばせていただき、オランダへの興味・関心が更に増しました。参加者の皆さんからの質疑応答は、「オープンイノベーションの取り組みは日本でもあるが、うまくいっていない。どうすればオランダのように実現へ導けるのか」という点に特に集中していたように思います。「是非、オランダに来て体験してみて下さい。」という山本さんのあたたかいメッセージが心に響いた会となりました。

 後半は、新入会員の皆さんをお迎えし、会員中心の会となりましたが、そこでもオランダの働き方や人間関係のことが話題の中心になりました。オランダは人間関係がフラットとのことで、心理的安全性が確保されているのでは、という意見や、ワークシェアリングは日本でうまくいくのか等々、議論が尽きませんでした。参加された会員の方の感想を、ご紹介します。

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  • 個人会員 安達 甘奈

 初の新年会に出席し、皆さんがこれまでなさっている活動を教えていただく良い機会になりました。
 山本さんのご講演の中では、特に、アイントホーフェン市のハイテクキャンパス・アイントホーフェンのオープンイノベーションの始まり方とそのあり方に感銘をうけました。フラットな人間関係をベースにして何かを生み出すのも個人が出発点。とおっしゃっていたことが心に残っています。すごいなぁ。面白そうだなぁ。というのが率直な感想です。それと同時に、自分の環境に翻ってみたときに何ができるのか?という課題を頂いたように感じ、考えているところです。ご講演の後、他の方と意見交換できたこともとても刺激になりました。

  • 個人会員 張 暁曦

 昨年度JWEFに入会してから初めて参加したイベントでしたが、山本さんのオランダのオープンイノベーションの話はとても興味深かいものでした。子供の頃からの教育や社会制度など、日本と違うところは多々あるでしょうが、社会地位と関係なく、フラットな人間関係があるからこそ、様々なイノベーションに成功しているのだと感じました。日本においてもいい経験を吸収して、イノベーションに繋げていけるとよいなと思いました。とても勉強になりました。また、様々な部会紹介を聞いて、ぜひ個別の部会にも入りたいという気持ちになりました。

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少し遅めの新年会とはなりましたが、オンラインながらも学びに満ち、沢山の皆さんと交流できた非常に楽しい時間となりました。今年は「海外」をキーワードに、更に魅力的なJWEFの活動をお届けできるようにします。 



イベントの元記事

http://www.jwef.jp/activity/setevt_20221225232143873278083323.html

参加人数報告

個人会員:
27名
法人会員:
6名
会員外:
4名