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富士通のソフトウェアエンジニアでいらっしゃった田中さんは、手を挙げて海外部門へ移動され、長期にわたりオーストラリアやイギリスでビジネス展開を手掛けてこられました。驚いたのは、多くの海外事業を手掛けられつつ、現地でボランティア活動もされるなど、まさに多種多様な世界の在り方を体感しながら活動してこられた行動力と考え方です。「自分は行動前の十分な思考に課題がある」と分析されるご自身への厳しさと、それを強みに変えて可能性を拡大するために学ぶ、という向学心・パワーにも圧倒されました。人生の後半戦、やはり年齢が気になって黄昏がちになりますが、田中さんのお話から多くの刺激をいただきました。「そして自分がしたいことは何?」という問いかけ、大切にします。
第二部は、参加者の皆さんとディスカッションです。和気あいあいと近況報告をしながら、考え方に共感したり、異なる考え方に新たな発見をしたり、楽しい時間でした。特に年齢については、私たちが気にしなくても社会がついていけない、年功序列・同一民族のなか年齢が判断指標になりやすいのかも、と盛り上がりました。とはいえ私自身、年とともに衰えを感じる部分があり年齢は気になります。自分なりにやりたいことを状況に合わせて実行していくのがよいのかな、と次のステップへ進むヒントが得られた師走の週末でした。
アンケートも、みなさん充実した時間を過ごされたとの感想が多かったようですので、一部ご紹介します。
・年齢で固定観念を持たないという言葉に大賛成。そのためには健康も大切。
・チャレンジも過去の自分の歴史と経験から展開して行くのだと思います。頑張りましょう。
・人間としてのスケールの大きさ、行動力、自身の目標に向かって進んでいかれる姿勢、様々な人の話を素直に受け止められる姿勢、に感銘を受けました。
・人生を考える上での教訓を得ました。
・学びや共感がありました。
・和やかで楽しい時間でした。
(中村 信子)