【報告書】第2回 技術メンタリングサロン 「グローバルマネジメントから見る女性エンジニアの活躍」(2021年04月10日)

点線

開催日:
2021年04月10日
開催場所:
オンライン

イベントリポート 個人会員 加藤 芽里

 最先端の半導体研究所において技術を統括されている石丸さん。各種国際学会の委員も歴任されるキャリアは順風満帆だと思い込んでいましたが、冒頭紹介下さったライフラインチャートには大きな浮き沈みがあり、正直驚きました。女性の場合、浮き沈みの多くがライフイベントに関係していることが多いこと、そして実は男性マネージャーのライフラインチャートを見たのが初めてで、自分の中でいつのまにか「活躍する男性は、一直線にキャリアを構築している」という思い込みがあったように思います。「皆どこかで失敗、挫折している。それを繰り返し、そこから学んで成長している。」頂いた言葉の重みを、自身の思い込みへの反省とともに、改めて実感しました。

続いて、「グローバルマネジメント」という言葉通り、マネージャーに求められるスキル、そして海外と日本の違いについても言及頂きました。マネージャーの役割の一つである「後任育成」については、「番頭さん」という言葉で参謀の重要性に関するご説明があり、マネージャー経験を有する参加者の方々が大いに賛同されていました。また、海外でYes というとI understandではなく、I agreeと認識されることがあることや、海外のマネージャーは「褒める」ことを重視していること等、これまでのご経験に基づく多種多様なアドバイスを下さり、参考になる事ばかりでした。

 「会社の仕事だけではできない経験を、話題提供者の方の話を聞くことで擬似体験。それによって新しい視点で今を振り返り、自分の仕事やミッションを再定義できる。」それがJWEFメンタリングサロンの趣旨ですが、今回も石丸さんのお陰で多くの参加者の方がその実現に至ったようでした。

  • 感想:法人会員 大島英里子さん          

2021年4月より法人会員に登録させていただき、今回初めて技術メンタリングサロンに参加致しました。弊社生産部門の部門人事として女性活躍の領域に携わる中で、女性エンジニアが直面している課題の大きさを痛感し、社外の取り組みについて知りたいと思っていたところ、このような機会をいただきました。

石丸さんの海外赴任のご経験談から日本と異なるマネジメントや女性管理職登用の考え方があることを知り、日本でも同じようにできれば女性の働きやすさは変わっていくのではないか、と考えさせられました。また、相手を理解するためにメンバー一人一人と向き合う時間を十分に取るようにされていることや、部下の将来の希望を聞いてストックされているなど、石丸さんがマネジャーとして実践されていることに関する様々なお話が大変勉強になりました。今後社内の施策に活かしていければと考えております。一個人としても仕事との向き合い方や上司視点のお話を聞くことで、日々の仕事を一歩引いて振り返ることができました。

聴講後のディスカッションでは、参加者同士で気づきを話し合って理解を深めるなど、貴重な交流の時間もいただきました。これからJWEFの活動を通じて視野を広げながら女性活躍について考えていけることを楽しみにしております。

  • 他の皆様からのご意見(アンケートより抜粋)

-管理職としてマネジメントの仕方について、実践的な内容でとても参考になりました。

-圧倒されるような石丸様のご経歴を拝見して、厳しいご意見もあるのでは?と少し身構えていましたが、大変気さくで、前向きなアドバイスの数々にとても励まされました!

-新たに課長としてメンバーをまとめていかなければならないタイミングだったので、響いた言葉が多数ありました。

イベントの元記事

http://www.jwef.jp/activity/setevt_20210315140758702871549067.html

添付文書

参加人数報告

個人会員:
19名
法人会員:
5名
学生会員:
0名
会員外:
3名