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<ジャーナリスト 治部れんげさん>
一般参加 神田千佳代
ビジネスパーソンのためのジェンダー入門ということで、ジェンダー問題に精通されているジャーナリスト 治部れんげさんにお話をしていただきました。グループセッションも交えながら、参加者の皆さんが抱えている課題や現状の共有を行うなど、50名の参加者がたくさんの想いを共有し考え高めあう有意義な会になりました。
ジェンダーについて少し前は女性問題だと考えられていましたが、今、特に10~20代の人たちにはLGBT問題のほうが注目されています。男性は昼間公園で子どもと遊んでいるだけで不審者扱いされるなど男性に対するジェンダー差別があることも共有されました。
ジェンダー意識が不足すると広告で炎上し会社の成長にネガティブなインパクトがあるなど、ジェンダー差別を減らすことが社会の成長につながることは世界では常識になっています。日本では残念ながら世界では後進国と認定されてしまっています。
今までの日本では「阿吽の呼吸」と言われるような統一の価値観で社会を動かすのが主流でした。しかし近年はジェンダー差別のない社会に作り変える必要があるとの認識が広まってきました。
司会の山口さんから、当日集まったのはジェンダー意識の高い人々です。この会での気付きや、周りの人々への発信ノウハウについて持ち帰り、一人でも二人でもいいのでジェンダー意識を広めて行きましょうということで、会を締めくくりました。
<イコールのポーズで記念撮影>
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メンター部会 広住 亜季
ある調査で「女子大学生の9割が、普段の生活(メディア・インターネット・職場等)で性的な嫌がらせや差別を経験したり見たりしている」という報告書を見て、危機感を抱き、ビジネスパーソンがジェンダーについて改めて学ぶ機会が必要なのではと企画したイベントです。
参加者同士のグループセッションでは活発な意見交換がされていて、ジェンダーについての関心の高さを感じました。もっと議論をしたい・またイベントをやってほしいというご意見もありましたので、今後もジェンダーについての企画をしていきたいと思います。
ーー 参加されたみなさまからの声 --
・参加者数から、課題意識の高さを感じました。自分自身のバイアスに対する気づきがあったこと、男性/女性の中でも多様性が拡大していることを感じ、とても有意義な講義でした。
・ジェンダーという言葉に対するイメージが世代間で異なっているとの話が印象的でした。自身も学生時代は「男女は平等である」と感じていましたが、社会人になって「そうではない」という機会が増えてきました。若い世代の人たちが、社会に出た後、かつて自分が感じた差別を受けずに済むようにするには、課題意識を持っている人たちが繋がってジェンダー問題の芽を摘んでいく必要があると感じました。
・ビデオを見せて何が問題かを相手に考えさせる、などは、社内の教育等にも有効だな、と感じました。
・ジェンダーについて学べるようなイベントをまたどんどんやっていただきたいです!
http://jwef.jp/activity/setevt_20201005214244856074002990.html