【報告書】めざせ!納得のキャリア創り‼語り合いワークショップ(2017年12月17日)

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開催日:
2017年12月17日
開催場所:
キャンパスプラザ京都大ホール http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access

イベントリポート

関西部会 中谷敬子

 「キャリアを考えることは人生を考えること」をスローガンに、「めざせ!納得のキャリア創り‼語り合いワークショップ~リケジョキャリアを語り合う~」を実施しました。


 職業・仕事への変化がめまぐるしい時代において、女性であるが故に、出産・子育てという道をどう乗り越え、自分の仕事人生を築いていけるのだろうか?そんな疑問や不安を理系女子学生、女性技術者、企業、大学等の方々が一緒に語り合いました。参加人数は、理系女子学生が6名、女性技術者4名、企業人事・育成担当10名、大学関係者(キャリア支援部門教職員、キャリア科目担当教員等)10名の総勢30名でした。

     

 
 今回のイベントの最大の特徴は、一日かけて、じっくり話し合う中で、立場の違いと直接に話し合う機会が無いために生じるギャップと誤解を明らかにすること、そして、その結果、自分らしい具体的な一歩を踏み出す宣言をすることが目的であった点です。理系女子学生、女性技術者、企業・大学の男女キャリア支援者がそれぞれの立場で参加し、グループをシャッフルしながらワークショップを行いました。基調講演には、2014年に「ダイバーシティ経営企業100選」にも選ばれた帝人(株)のダイバーシティ支援室長の日高さんをお招きしました。日高さんの基調講演は素晴らしいものでした。ご自身のプライベートでの出来事、外的キャリア(職業人としてのキャリア)構築のプロセスとその時々のご自身の気持ちを重ねながらご紹介いただき、まるでその場に立ち会っているかのように引き込まれ、疑似的に体験している気持ちさえ覚えました。加えて、ダイバーシティについての詳細な紹介を頂き、それぞれの立場でダイバーシティにどのように取り組んでいけるかについて気づきを得ることのできた内容でした。


 午前60分、午後90分と60分の3回にわたり、実施されたグループごとのワークショップでは、それぞれのキャリアについての課題や考えを模造紙に書き出しました。話し合うメンバーをシャッフルして繰り返し問い直し、最終的に、見える化シートAfterをそれぞれの立場で1枚ずつ完成させました。

        

  
 参加者からは、「大変有意義な時間を過ごすことが出来、あっという間に時間が過ぎて行きました。日々業務に追われる毎日ですが、あれだけ自分に問いかける時間を割いたのは久しぶりでした。非常に頭を使い、脳みそがフル回転で普段とは違う疲労感を感じながら帰路に着きました。私にとって視野や世界を広げて下さる素敵な出会いであり宝物となりました。(企業人事)」(「帝人(㈱)日高様の講演から既に魅了され、女性が専業主婦やパート・アルバイトでなく、正規雇用としてバリバリ働くという「生き方」を肯定して頂いた様な気持ちになりました。その後もワークショップを通して多種多様な価値観に触れられた事は、自分の視野を広げていく点で大変参考になりました。(女性技術者)」「純粋に楽しい時間を過ごせました。理系女子という同じ立場であるため、みなさんのお話やお気持ちに共感ができました。そして、経験したことはなくとも自分の未来にかかわるお話だったため、いざ直面したときに自分がどうすべきかどうかの参考になると思いました。(学生)」といった声が寄せられました。

イベントの元記事

http://jwef.jp/activity/setevt_20171127135452541476287327.html

参加人数報告

個人会員:
2名
法人会員:
0名
会員外:
28名