【報告書】☆輝くリケジョになろう☆プレゼンテーション講座 異分野の人にどうやって伝える?(2017年12月10日)

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開催日:
2017年12月10日
開催場所:
東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A

イベントリポート

メンター部会 学生会員 池田歩

1.イベント概要

 本日の講座は、講師2名によるプレゼンテーション講座、参加者持参の研究概要を用いた実例添削、グループディスカッションの3部構成で行われました。プレゼンテーション講座の内容は、池田より就職活動を通して実感した面接におけるプレゼンテーションのポイント、加藤さんから企業におけるプレゼンテーションの重要性と企業視点から理系面接のポイント解説でした。その後、参加者が持参した研究概要を題材に発表を行ってもらい、活発な議論ができました。最後に、グループディスカッションとして学生とJWEF会員同士で質疑と意見交換を行いました。3人の学生さんから研究の話や多くの質問を頂き、時間が足りないほど盛り上がりました。

  

    <全員でディスカッション>

 

     

  <学生会員 池田さんからのイントロ>      <加藤さんからのプレゼン講座>

 

2.感想

 全体を通して質疑が活発で、私自身もプレゼンへの取り組み方を再度考えさせられる機会でした。加藤さんの講義の中で、企業におけるプレゼンや理系面接における企業の考え方は今後も参考になると思いました。また学生さんが持参してくれた実例の添削は、鋭い指摘や多角的な視点からコメントがあり、双方にとって良かったと思います。質疑の中で、研究を深く知る発表者と聴き手の理解の差を埋める「懸け橋」となるワードが出てきたときは、ハッとさせられ、聴き手を分かった気にさせるには一般的な言葉が重要であること再認識できました。また各学生さんの短時間での発表および質疑に対する臨機応変さから修士・博士の強みを感じられ、今後この講座を活かして更なるスキルアップを目指してほしいと思いました。

 

3.参加者の気づき、学生の方へのメッセージ

 【参加者の気づき】

〇今回は、学生向け企画ではありましたが、社会人もプレゼンテーションについて改めて考える機会となったと思います。

〇仕事でも、色々な人と調整の場面はよくあります。その時にも、相手の聞きたいこと、聞いてほしいことをどのように伝えるかは、私自身、気をつけていることです。技術者として、どのように伝えるか、今日の講座のスキルや考え方は、社会人になっても使えると思います。

〇聞き手を意識しましょうとよく言われるが、具体的にはどういう意味かよくわからなかった。今日、参加してみて、「自分主体でなく、相手の求めることを考える」ということが実感としてわかりました。とても勉強になりました。(学生)

〇今日の講座では、企業を目指す学生向きなので自分とは関係ないと思っていましたが、色々と得るものが多かったです。アカデミアを目指していても、企業にアプローチしてみる大切さもわかりました。(学生)

〇いままで、プレゼンテーションの中で、自分が伝えたいことを伝えていたのに気づき、反省しました。相手の聞きたいことを伝えるのが大切だと思いました。(学生)

〇相手のことを考えるというのは、マーケティングも同じです。ツイッターなどでの情報発信も同じなので、参考にできると思います。

〇文字だけでなく、言葉遣いなども相手によってかえるなどの工夫も必要だと思いました。スキルとして身につけたいです。

〇なんとなく、「プレゼンできる」と思っていたが、改めて、ストーリーをどうつくるのか、一般化するのが大事だと気づくよい機会となりました。他の人のプレゼンのフィードバックを聞いていると自分にも気づきがありました。(学生)

【学生の方へ】

〇新卒は、唯一、実績でなくてポテンシャルでみられるチャンス。だから、自分がポテンシャルを持っているのをアピールするのが大事です。特にヒューマンスキルとコンセプチャルスキルは、入社してからトレーニングするのが難しいところなので、面接でみられる傾向にあります。

〇「質問してほしいことを質問してもらうように誘導する」書き方が戦略の一つといえます。そうすれば、想定外の質問を避けることができます。

〇今日登壇したKさんは、苦手なプレゼンテーションを勉強したり、練習したりして、スキルを高めているその意欲がすごいと思います。採用では、そういうアプローチや意欲もみられるのではないでしょうか。今は、売り手市場なので、こちらが選ぶくらいの気持ちでリラックスして臨んだらいいと思います。

〇技術系の人は、面接の中での研究発表などは、まずは理論を押さえるのが大事と思います。

〇セルフブランディングが大事です。どう見られたいかを自分で作ればよく、これまでの経験や体験からどう学んだか、それは自分にとってどんな意味があったかを意味づけるということが大切だと思います。その部分も面接でみられていると思います。

〇プレゼンは、コミュニケーションなので、口に出した方がよいです。画面だけでなくて打ち出すとか、動画を撮ってみるのも一つの手、色々やることで多面的に自分でも判断できます。また、わからないことなどは、人にもどんどん聞いた方がよいと思います。

〇今日参加した学生さんのように、自分の目標に向かって行動することが大事だと思います。今日の場のように、参加者全員で議論を進めるのも楽しいですので、ぜひ、JWEFに入りましょう!

 

 

イベントの元記事

http://jwef.jp/activity/setevt_20171109224901578343704351.html

参加人数報告

個人会員:
5名
法人会員:
1名
学生会員:
1名
会員外:
3(学生)名