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12 回目となる今年、女子中高生夏の学校は8月6日(土)~8日(月)の2泊3日で開催され、全国から115名の女子中高生、27名の保護者・教員の参加がありました。
女子中高生向けプログラムでは、既に理系の分野で活躍している先輩のキャリア講演、16のコース別実験・実習、各学会や企業等37団体によるポスター展示、留学生との国際交流などが行われました。
JWEFブースポスター展示
JWEFでは、今年からメンター部会の活動としてこの企画を位置付けて取り組むことになりました。当日のポスター展示は、個人会員3名で運営しました。隣接したリコーブース(JWEF法人会員)では、コピー機の実機の中身を開示しながら、若手研究員がその原理を分かりやすく説明してくださいました。リコー様には、最新機種2台のコピー機の無償レンタルもいただき、事務局から大変喜んでいただけました。この場を借りて、リコー様に感謝の意を表します。次年度も活動継続の予定ですので、ぜひみなさまも女子中高生との対話を楽しんでいただければと思っています。 (メンター部会長 永合由美子)
隣接するリコー(JWEF法人会員)ブース
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参加報告 八束いく子(個人会員)
女子中高生夏の学校2016に、JWEFの活動を紹介するポスター展示のスタッフとして参加しました。参加していた中高生にとって働く女性ならではの子育てとの両立やロールモデルの存在などの課題はピンとこなかったのか始めは遠巻きにブースを眺める学生さんが多かったのですが、こちらから「なんでも相談していいよ。」と話しかけると沢山の学生さんが進路に関する悩みや疑問を話してくれました。内容は“なんとなく理系がどんなものか知りたい”、“理系の苦手科目を克服するにはどうしたらいいか”といった学生さんならではの質問から、“育休前後のブランクは乗り越えることができるのか心配”といった具体的な相談がありました。また、夏の学校のアシスタントとして参加している大学生、大学院生からは“女性が活躍していける企業をどのようにして選べばよいか”、“結婚、出産しても企業で活躍してくことはできるのか”といった具体的な相談があり、これらはまさに私たちが直面している課題でもあり回答に窮する場面もありました。3時間という長いようで短い時間でしたが若い学生さんたちの理系に進みたい、興味があるという熱意に触れることができ充実した時間を過ごすことができました。同時に、これから科学、技術の分野に進もうとしている彼女たちが将来活躍できるようになるためにも、今理系の分野で働いている私達がしっかりと女性が活躍できる土壌を作っていく必要があると感じました。
ブースで聞いた相談内容
・なんとなく理系がどんなものか知りたい(中学生)
・理系の苦手科目を克服するにはどうしたらいいか(高校生)
・理系でも英語は話せたほうがよいか(高校生)
・理系にもいろいろあることがわかり、生物系か土木系に進むかで迷ってしまう(高校生)
・女性が活躍できる企業はどのようにして選んだらよいか(大学生・大学院生アシスタント、以下TA)
・研究者になるか、就職するか進路で悩んでいる(TA)
・結婚、出産したいが進路で悩んでいる(TA)
https://www.nwec.jp/event/training/2016page03.html