【報告書】2016年度総会・定例会「リケジョの挑戦 〜私たちはなぜ働くのかを改めて〜」(2016年06月12日)

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開催日:
2016年06月12日
開催場所:
東京ウィメンズプラザ 第一会議室 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67

イベントリポート

総会

2016年6月12日(日)14:00より、東京ウィメンズプラザ 第一会議室において、2016年度JWEF総会と第1回定例会を開催いたしました。

総会の出席者ならびに委任状提出数の合計が決議件数の過半数を超え、総会成立となりました。

旧運営委員から、2015年の活動報告および決議書報告がなされ、それぞれ承認されました。12期運営委員5名が退任し、新たに5名の委員が加わり、13期は弥富新委員長体制で活動することとなりました。2016年度新運営委員からは、2016年度活動計画および予算案が提案され、それぞれお承認されました。

総会では、出席会員および運営委員経験者より活発な質問や建設的な提案がなされ、運営員と会員間での意見交換ができた貴重な機会となりました。

 

総合議決権数(2016年6月12日現在)

203票、必要信任票数(過半数)/102票

出席および委任議決権数:113票(内訳:総会出席者数:49票、委任状74票)

 

定例会

プログラム:

  1. 基調講演「女性活躍推進について」
    小林 洋子氏(厚生労働省 雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課長)
  2. ワークショップ「私の軸を探る!」
    ファシリテーター  矢部 純代氏(株式会社エンパブリック)
  3. 交流会
    総会後、引き続き第1回の定例会が開催されました。
    定例会の冒頭は、厚生労働省 雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課長 小林 洋子氏による「女性活躍推進について」の基調講演です。平成28年度4月1日から、労働者301人以上の大企業に義務付けられた女性の活躍推進に向けた行動計画の策定や背景、狙いを丁寧に解説され、ご自身の取組やご経験もあわせて、非常にわかりやすくお話しいただきました。3つのステップにより、女性活躍推進実施優良企業に人材を集める、企業イメージの向上を図ることが推進されています。
    -ステップ1:自社の女性活躍状況を把握して課題分析を行う
    -ステップ2:行動計画を策定、社内周知し、公表、届け出を行う
    -ステップ3:自社の女性活躍の情報を公表する
    先進国から大幅に日本が遅れている管理職に占める女性労働者の割合の低さについても統計データに基づく分析結果を報告いただき、JWEFの活動にも大いに参考になる基調講演となりました。
    続いて、ワークショップ「私の軸を探る!」では、基調講演の講師小林 洋子氏も参加いただき、矢部 純代氏の司会のもと、自分のCREDO(経営理念 を活用し、業績を向上)を明確にし、目指す姿を明らかにする作業を班ごとに行いました。入社時に目指した自分像、現在のあるべき姿など、班内での活発な議論がされていました。

定例会での基調講演(小林洋子氏)の様子

 

参加者アンケートの結果、参加者は40~50代の個人または法人会員の女性、役職としては、個人事業主、一般職から管理職・部長職と幅広い役職の方が参加されていました。

基調講演については、参加者からは、よく整理された豊富なデータを丁寧に説明され、女性活躍推進の真の取組や狙いがよく理解できたとの感想を多くいただきました。また、下記の通り、ご意見もいただきました。

 

  • まさにトップを人事は推進しようと腹をくくっているが、現場の実際に評価をする管理職のレベルが低いと感じる。現場での第一歩をどうするとよいのでしょうか。
  • M字カーブ、育児、家庭と仕事の両立ともに、20年前から問題は変わっていないと思います。保育園、補助金など自分達が育児していた頃より、ずいぶん改善されていますが、当時より仕事が大変になっているので、問題が改善されているように見えないのかもしれません。
  • 2013年以降で少なからず成果が出ているという数字が見れて変化を実感できた。 
  • 我が社での女性活躍推進育成はかなり進んでおり問題はないと思っているが、日本の産業界全体の状況、課題を数値、表でまとめられており、日本の立ち居値が分かってよかった。

 

ワークショップについては、以下のご意見をいただきました。

  • これから先、女性として理系としてどういうキャリアを歩むのか悩み中でしたが、それを乗り越えていった人たちが沢山いるのだと思いました。
  • 絵というものから離れて30年なので、絵を書くワークはきつかったです。もう少し時間が欲しかったです。楽しかったです。
  • 時間的には、少し短いと感じたが、集中して活かせてよかった。日頃話せない事が話せてよかった。

 

「リケジョの挑戦 〜私たちはなぜ働くのかを改めて〜」にふさわしい総会、定例会となりました。

以上

(JWEF運営委員 永松愛子)

イベントの元記事

http://www.jwef.jp/activity/setevt_20161013151936408405225043.html