【報告書】メンター部会 理系女子大学生向け特別企画「リケジョが働くを知る!」(2016年07月10日)

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開催日:
2016年07月10日
開催場所:
東京ウィメンズプラザ 視聴覚室A 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67

イベントリポート

2016年7月10日(日)午前中に メンター部会主催による理系女子大学生向けの企画「リケジョが働くを知る!メンタリングサロン」を開催しました。

学生さん10名を含む18名の参加がありました。大阪や東北などからスカイプ参加もありました。

今回の話題提供は、3歳のお子さんを抱えながらルネサスシステムデザインで技術者として働く会員の横澤さんからです。ご自身の1日のスケジュールや、どういった人の助けを借りて仕事と子育ての両立をしているか、自分の勉強やストレス発散の時間を設けているかなどリアルな話をしてくださり、学生さんたちには新しい気づきがいっぱいだったようです。また、自身のやりたいことを、上司にきちんと伝える、社内に加え社外にも多くの助けてくれる人のネットワークを持っているなどは、現在、仕事をしながら働く女性の参考にもなりそうです。また、管理職であるIさんからは、そうしたスキルは会社のマネジメント能力にもつながるという視野の高いコメントもあり、それもまた、学生さんに大きな気づきを与えるものとなりました。

参加した学生さんからは、「子育てをしたら仕事を続けられないと思っていた」「理系の仕事では難しいから文系の仕事にしようと思っていた」「子育てしながら仕事をするために、会社選びは慎重にしないといけないとおもっていた」など、よく分からない状態に対して、漠然と不安に思うことから、キャリア選択に対して慎重になりすぎている傾向にあることが伺えました。横澤さんの「出産までは、まずは自分の事を考えればよい」というアドバイスは、目からウロコ状態だったようです。実際に、「参加前と参加の後のイメージと自分の考え方も変わりました。もっと自身をもてるようになって安心しました」「就職後の妊娠、育児についてポジティブになれました」といった感想も聞かれました。

企画側の者としては、学生さんが、出産・育児と仕事の両立にネガティブにここまで不安に思っているのかというのが大きな驚きであり、気づきでした。JWEFのメンター部会としても、この部分について、今後も取り組んでいく必要性を感じました!

(文責 メンター部会 矢部純代)

 

終了後のランチ会も10名の参加があり、お子さん3人も含めて和気あいあいとした雰囲気の内に終了しました。今後ともメンタリングの企画は継続予定です。会員の皆さん、よかったら、ぜひメンター部会にも参加して、一緒に企画を考えてみませんか?お気軽にお声掛けください!

(メンター部会長 永合由美子)

 

【参加者の気づきカードより】

不安だったこと 話を聞いて気づいたこと
・自分がちゃんと働いていながら、子育てすることができるか不安でした。
・理系の仕事をするか、文系の仕事に変えるか迷っていました。
・お話を聞いて安心しました
・時間を確保するためには、色々な人のサポートが必要と分かりました。
・理系でも好きなら続けられると分かりました。
・どんなサポートがあるのか知りませんでした。
・会社と相手の選び方がわからなかったです。
・色々、サポート制度がある。
・ステップバイステップ
・子どもに寂しい思いをさせそう
・体力がもたなさそう
・夫が手伝ってくれないと無理そう
・(色々な人のサポートを受けると)子どもも色々な人と接することができて、コミュニケーション能力が発達しそう
・体力がもたなさそう
・夫選びの基準が知れた
・結婚・出産を経てもバリバリ仕事がしたい!
→ そのためにも、色々なことを考えて就職活動をしないといけない(会社選びをしないといけない)
・重く考えすぎるのはもったいない(経済状況や上司によっても違う/一生その会社で仕事がしたいか、転職の可能性もある/制度があっても使われていない/キャリアアップにつながる仕事がもらえるかどうか)
出産したら、会社の人からイジメを受けて辛いものだと思っていた。 時間のやりくり、マネジメントなどで自身のスキルアップになるから、ポジティブに捉えられるものも多かった
育児休暇をとることで、昇進や昇給に影響が大きく出るのが不安だとおもっていました。 復職後もやり方次第ではちゃんとしたい仕事ができることがわかりました。
妊娠、出産が始まってからは技術職等の専門職を続けること自体が難しいのではと思っていました。 時間がない状況でも、様々なサービスを利用したり、先輩のつくりだした実績のため、うまく活かせることができるとわかりました。

イベントの元記事

http://www.jwef.jp/activity/setevt_20161004161222843075433182.html

参加人数報告

個人会員:
18名
学生会員:
10名