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2015年 6月7日(日)、2015年度の総会と定例会・交流会を開催しました。
本年度は、総議決権数(2015年4月末日現在)194票、出席及び委任議決権数:126票(内訳:総会出席者39票、委任状87票)にて、総会成立となりました。参加人数は、個人+法人会員で27名、京都から参加された学生会員の方1名を加えて28名、1時間ほどの短い時間でしたが、きっちりと議論を行いました。
本年のトピックとしては、新企画となる産業技術動向勉強会、新設となるAPNN部会、さらには積立金の有効活用として派遣費用等補助ガイドライン案、ホームページの改修について資料により説明・提案があり、昨年度の実績と決算、今年度の計画と予算についても、承認をいただきました。
総会終了後、個人+法人会員 31名、学生会員3名、会員外の方を含めて合計53名の参加をいただき、定例会「リケジョ最新事情 〜日本企業でリケジョが活躍するには〜」を実施しました。
◇株式会社リコー 画像エンジン開発本部プラットフォーム開発センター所長 村上 栄作 氏
企業として何をリケジョに期待しているか
◇コマツ 開発本部 業務部 規制・標準グループ GM 出浦 淑枝 氏
リーダーとして働くということ
◇アドバンテスト 板倉 陽子 氏
リケジョとして仕事をしていく上での不安は?
◇東京大学工学部 航空宇宙工学科 4年 神代 優季(こうしろゆうき)さん
なぜ、MITのリケジョは輝いているのか?
◇理系女子大生コミュニティ凛 東京農工大学農学府 修士2年 大貫 美季さん
学生からみた魅力的な企業とは?
講談社 Rikejoプロジェクト事務局(株式会社エンパブリック)矢部 純代
田中 恵(個人会員)
前半のパネルディスカッションでは、パネリストのコマツ 出浦淑枝さんの経歴に考えさせられるものがありました。ニッチな分野でチャンスとなる種をコツコツと撒き、出てきた芽を活かして来たとのこと。 仕事として割り切っていることも多少なりともあるかもしれません。どう捉えるか、の違いかも知れませんが、ニッチな部分と言うのは、結局誰もやっていないが、需要のある分野、ということではないでしょうか。社会や社内の潮流をいち早く掴み、そして乗り遅れない為には、耐力や経験もさることながら、ネットワークが一助になることは間違いないと思います。
後半のワールドカフェは、テーマを持って議論する為、 交流会だけの場合よりも、 参加者同士のより早い情報交換とネットワーキングが出来たと思い ます。
今回、参加者は4テーマの内、3つを選び、 参加者をシャッフルして意見交換を致しました。
私が参加したテーマの中で、ロールモデルに関する問題提起がありましたが、ロールモデルを探すことは、同じ道を辿るためではなく、自分が所属している組織や社会において、自分にキャリア・ ラダーを登る可能性が担保されている環境に置かれているのかを知りたいという側面があるように思います。各人の状況にもよるとは思いますが、現状は、自分が思い描くような"前例"がまだなく、不安に思う事も少なくないようです。自分自身が"ロールモデル"や"前例"になると言う覚悟も必要なのかもしれません。