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JWEFメンター部会がメンタリングサロン活動を開始して1年になりました。節目となる第5回目では「パーソナルブランディング」をキーワードとしたワークショップ形式のサロン、続いて交流会を、2014年11月30日(日)に開催しました。
4回のサロン活動から得られた参加会員の特徴やアンケート結果、メンター部会SNSでの情報共有から“JWEFらしいパーソナルブランディング”という高いオリジナル性をセールスポイントとするために部会メンバーは数ヶ月間議論を重ねました。
お申込時の任意記入欄にワークショップで○○をつかみたい、こんな課題を抱えている、と記載をされる意識が高い方が多いことを主担当が把握していたので、JWEF会員のニーズに合うのではないかという手応えが期待されました。
当日は総勢16名、月・星・花・雪の4グループ構成とし、すべての参加者がシャッフリングで互いに1回は顔合わせを行い多様な視点から自分の強みを発見・見つめるというワークショップとしました。JWEFらしさとは何か、メンター部会サロンの強みは何か、今までの活動での課題をどのように解決するか、チャレンジングな試みの連続でしたが、メンター役をはじめ参加者全員の努力と工夫で新たな自分発見に至った様子がアンケート結果からうかがえます。また、プロ講師の方から難しいと言われたオリジナル名刺作成まで到達された数名の方がいらっしゃり想像以上のシナジーが生まれたようです。
本サロンの成果はこれにとどまりませんでした。アンケートでは全員が所属グループを表明してくださり部会外の参加者からも多様な企画案や提言が得られました。目立ったのは独立・起業に関するより具体的な手法に関する企画の要望です。会社組織の中での立ち位置を模索していると想像していた私にはとても新鮮な驚きでした。ちょうど良いタイミングで参加者の中村信子氏(株式会社テクノソルバ)から起業について話題提供や人脈紹介のご連絡をいただきました。また、参加者の満足度が高かった花組の紹介を部会SNSで報告したところ、花組担当の森実千代部会メンバーから秘訣の公開があり、この書き込みに対して他の部会メンバーからフィードバックや意見交換がなされ大いに刺激となりました。
最後になりますが、多くの方のご協力を得て成立したパーソナルブランディングワークショップでありますが、その成果を最も享受したのは主担当の私です。
“Experience is the teacher of all things.” (--by Julius Caesar”) 日々忙しい会員で構成されるJWEFの活動はともすればIT頼りになりがちですが、Face to Faceとなるサロン活動は私たちの強みです。今後の部会活動のますますの発展を大いに期待しより多くのJWEF会員のご参加、ご協力が得られれば幸いです。
※文中個人名はご本人から承諾を得て記載しています。
報告・サロン主担当:葛西陽子
【第一部】
【第二部】
Hub café Tokyo http://hubcafe.jp/rental_space.php
サロン開始直前
JWEF流パーソナルブランディングとは
ワークショップの作業イメージ
本サロンのキーポイント、シャッフリング(グループ間移動)
(個人会員 定直令子)
今回JWEFのイベントに初めて参加しました。テーマは「自分気づきは自分築き」ということで、葛西さんを中心にメンター部会で作成した資料をもとに講演が行われました。
講演の中で一番心に残ったのは、人は、大きな木のようなもので、日々の家庭や仕事での忙しい事柄は枝葉、丈夫な木に育てるのに重要なのは、枝葉を増やすことではなく、枝葉の元になるところ、つまり幹や根をしっかりさせることだというお話でした。自身も確かに日々の仕事や家族子育て家事等のタスクを、学びや経験、効率化、断捨離、時短ツール、How toでこなしつづけている毎日です。仕事での達成や、家族の時間の喜びが、今の過ごし方をそれなりに楽しくしていますが、実はここのところ効率化を進めている割に、“やれどもやれども”タスクが増え続けるという事実を目の前に突きつけられています。そしてそれは、更なる努力や束の間のリフレッシュでは解決できなさそうに見え、漠然と不安に感じていました。今回の話を聞いて、もしかしたら、自分のリソースの投入先が枝葉に集中しすぎて、幹がぐらぐらしているからかもしれないと、気づきを得る事ができました。自分の強みをみつけるところまでは至りませんでしたが、こうしたヒントがもらえたことに大変感謝しています。
フォーラムの後、忘年会にも参加させていただきました。いつまでたっても職場の周りは男ばっかり!」といった非常にピンポイントな嘆きがありました。理系の大学に進んでから、今までずっと感じてきた、周りには理解してもらう事が難しいこの感情が他のメンバーとシェアできてとてもうれしかったです。今回お会いできた方達と、10年後に「結構女性技術者が増えてきたよね!」と話ができる事を夢みて、また明日から頑張って行きたいと思います。