女子中高生夏の学校2014参加報告 #JWEF

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女子中高生夏の学校2014-科学・技術者のたまごたちへ-

運営委員 永合由美子

今年も8月7-9日の3日間、埼玉県嵐山町にある国立女性教育会館(NWEC)で全国からの女子中高生112名(中学生42名、高校生70名)、保護者・教員29名、学生TA 30名、さらには実験ポスター展示講師等のスタッフ230余名が集まり、女子中高生夏の学校2014以下、夏学)が開催されました。JWEFでは運営委員から2名(位野木さん、永合)が夏学の企画の段階から参画しました。当日はポスター展示でJWEFの活動を女子中高生と引率の大学生TAに向けて紹介し、また保護者・教員向けにはサイエンスカフェIを企画、その他キャリア相談にも参加しました。

ポスター展示では、協力学会、企業や大学、研究機関から会場が一杯となる36件のポスター展示がありました。JWEFでは、活動の目的、メンバーや奨励賞紹介のポスターを掲示しました。「情報系を選んだら、IT企業にしか就職できない?」「どこの分野でも、情報や数学は重要で、とても幅広く就職先は選べる」等、女子中高生からの進学先に関する質問では、理系選択の先にある将来をお伝えしました。また、大学生TAにはJWEFの活動目的・イベントや就職状況の話もしました。JWEFの活動を少しでも知ってもらえる機会になったようで、会で一緒だった大学生から学生会員申込もいただきました。

また、サイエンスカフェIは、保護者・教員の方に女子中高生の理系選択のサポーター(心強い応援者)になってもらう事を目標に、法政大学の松尾由賀利教授に理系の魅力を語っていただくとともに、応用物理学会からの為近さん、森岡さんとJWEF の計4名の担当者が座談会を企画しました。シート状の回折格子を使ってレーザーの特徴を示されたり、ご自身のご経験をユーモアも交えて温かく語ってくださる松尾先生のお言葉に、私たちにも新しい理系の魅力を感じました。お話の後、グループに分かれ、普段感じていることや不安に思っていること、夏学に参加しての感想などグループ毎に討議し、最後に結果を共有しました。参加した保護者・教員の方には、夏学での新しい発見や出会いを通じ、理系女性の将来が医学・薬学以外にも少し見えたようで、「理工系進路を応援したい」との声も聞かれました。

今年は、個別のキャリア相談ブースにも一部参加し、ポスター展示に参加していたJwinの方とも交流しました。以前は大学生TAだった女性が今年はキャリア講演者として参加してくださったり、役割を替えながら想いを継続していることにも触れ、次世代への期待も高まりました。JWEFでも、新メンバーとして関わってくださる方を募集しています。来年は、あなたが、熱い学生との交流に参加しませんか?

今年の夏学カラーのTシャツを着てポスター展示の前で
(学生TAは、毎年ピンクの夏学Tシャツを着用。毎日汗だく、夜洗濯するそうです)

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