女子中高生夏の学校2013参加報告 #JWEF

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女子中高生夏の学校2013-科学・技術者のたまごたちへ-

運営委員 町田芽久美

今年も8月8-10日の3日間、埼玉県嵐山町にある国立女性教育会館(NWEC)で全国からの女子中高生129名、保護者・教員40名が集まり、女子中高生夏の学校2013(以下、夏学)が開催されました。JWEFでは運営委員から3名(岩渕さん、永合さん、町田)が夏学の企画の段階から参画しております。当日はポスター展示でJWEFの活動を女子中高生と引率の大学生TAに向けて紹介し、また保護者・教員向けにはサイエンスカフェIIIを企画いたしました。

ポスター展示には、協力学会、企業や大学、研究機関から34件ものポスター展示がありました。JWEFでは、活動の目的、メンバーや奨励賞紹介のポスターを掲示しました。女子中高生からの「どんなメンバーがどんな活動をしているのですか」等の質問に答えたり、また、大学生TAにはJWEFのイベントや就職活動の話をしたり、彼女たちとの交流を深めました。女子中高生には理系選択の先にある将来を、大学生TAにはJWEFの活動を少しでも知ってもらえる機会になったのではと思います。

また、サイエンスカフェIIIは、保護者・教員の方に女子中高生の理系選択のサポーター(心強い応援者)になってもらう事を目標に、応用物理学会からの為近さん、森岡さんとJWEF の計5名の担当者が座談会を企画しました。5名の自己紹介の後、筑波大学教授でサイエンスコミュニケーターの渡辺先生のお話を伺いました。その後グループに分かれ、渡辺先生への質問、夏学に参加しての感想及びその他グループで話をしたい事という話題で討議し、最後に結果を共有しました。参加した保護者・教員の方には、夏学での新しい発見や出会いを通じ沢山の事が得られたと喜んでもらえました。
JWEFが夏学に関わり始めて5年目、私自身は4年目になります。「娘には理系に進んで欲しいと思っていたところ、理系に進んでくれました。ぜひ、皆さんも娘さんが理系を選択する時のサポーターになってください。」と常に保護者の方に伝えています。ある保護者の方が、「4年前に参加した際には進路選択を迷っていた娘は、その後理系に進みました。今年は妹が参加しています。」と声をかけてくれ、私にとっても心に残る再会でした。

JWEFが出来ることは、ほんの小さな事かもしれませんが、継続することがとても大切だと感じたひとときでした。今年も暑い埼玉県のNWECで、熱い想いがギュッと詰まった夏学の3日間が終了しました。


ポスター展示


サイエンスカフェⅢ

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