2003年度JWEF定例会 新春懇談会報告(出版記念)

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2004年1月31日実施

久しぶりにJWEFに参加し、さらに記念本が発行され大変うれしく感じた日でした。
私は調査部会員としてお手伝いしていた時期もあり、社内の女性はもちろんのこと、社内に設置している分析機器メーカーの技術者など手当たり次第アンケートを配り、挙句の果てには研究所長にも知人にアンケートをお願いて欲しいと行きました。その甲斐あって、様々な業種、年齢層からの解答を頂きました。調査内容が盛り込まれた本が出版され感動もひとしおです。自分が携わったものが形に残るのは良いものです。高校生、大学生など一人でも多くの人に読んでもらい、科学者、技術者だけではなく一人の女性として生きていくことを考えて欲しいと思いました。

調査部会員の頃は、自分が座談会のメンバーとして呼ばれ、しかも、パネルディスカッションで話を頼まれるとは思っていませんでしたが、こんな私の話が参考になるならばという軽い気持ちで今回は引き受けました。

私は「起業・転職の薦め」に登場されている、小笠原さん、青野さんのお話をとても楽しみにして行きましたが、期待以上のお話が伺えました。小笠原さんの「自分から風を呼んで、やるときにはやる」「常に自己暗示を掛けて自分のやりたいことをやり通す。」、青野さんの「起業は自由への近道」「何でも自分で決められるのは楽しい」といった言葉が大変心に残りました。子育て両立座談会で一緒だった仁田さんは大学院に入学しまさに研究真っ最中。保育園に子供を預けながら、自分のやりたい勉強をしているなんてすばらしいと感じました。
「思ったことは実現できる」「何かを始めるのに遅いということは無い」「夫や子供を言い訳にしない」という言葉は見に染みました。出浦さんは現在社内全体に関わる仕事をされており、活躍の場の広さをうらやましく思いました。

一方私はというと、座談会から2年経ち、会社は少しずつ女性に対する理解をしてくれるようになったものの、学童保育は相変わらず遅々として進まずという状態です。「小さな地域、会社の中で悩んでいる場合ではないぞ」と気合の入った一日でもありました。
懇談会は「龍公亭」でおいしい中華料理を食べながら、他の会員さんからもいろいろなお話を聞き楽しい時間を過ごしました。
以上

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